前回の二号と四号のトランプ状態が、局地的に受けが良かったようです(w
再アップすることにしました
>テロップの出る物は、テロップのタイミングとカットの切り替わるタイミングの関係に注意して見てみました。
すると、テロップとカットの切り替わりがぴったり合っている場合。カットがテロップにほんの少し先行して切り替わり、テロップが後からついてくる場合。あまり厳密でなくタイミングが割りと自由な場合・・・wと、いろいろあることに気がつきました。
aquaさん、毎度コメントありがとうございます
中には、テロップと画面の切り替わりのシンクロを重視しない作品もあるでしょうね
それはそこに関わっている会社、プロデューサー、監督の考え方なんだと思います
ふたご姫の場合、見やすさ、わかり易さ、を重視するのでこういう事になっているのだと思います
カット12
絵の額縁がワイプとして回転すると、そこにトーマ
そしてマントを開きながら後ろに下がるカットです
原画の担当は、藤本悟君でした
このカットは、作監の数井さんが最も力を入れたカットで、随所に数井さんらしさが出ています
また、最初に放映したバージョンでは、眼鏡の透過光が抜けていたり、随所にミスがあり、後でリテークバージョンに差し換えたカットでもあります
トーマのシャツですが、当初は数井さんがブラックに指定していました
それが、色指定の川上さんのところでホワイトに・・
実は、再度リテーク撮影するにあたって、ブラックに戻そうか・・と試しに塗ってみたのですが、途端にトーマのキャラが立たなくなってしまいました
あそこが白いからこそ、トーマの印象が強まるんですね
さすが川上さん、ナイスジャッジ!
というわけでトーマのシャツは川上さんの指定どおり、ホワイトで行くことにしました
こういうことは現場では、ままあることです
カット13、14、15
繋いだ手と手から生まれるよメッセージ
暗闇に包まれる学園、底から飛び立つカラス
暗くなるステンドグラス、天窓も次々暗くなる・・
この一連のレイアウト一原は、僕が描いています
ロングで飛び立つカラスですが、
実は一匹しか描いていません(w
一匹描いたカラスを指定に合わせて,
撮影でコピー増殖させて、タイミングを変えて撮影して貰っているのです
撮影さんにとっては手間が掛かる作業ですが、この手法は鳥や動物の群れを「驚かし」として見せるのに、非常に効果があります
昔、セル時代にこれをやろうとすると、非常に作画の手間が掛かる割りに、上手く行くケースが少なかったように思います
実はこの、カラスのコピー増殖、
最初にこれをやったのはプリンセスチュチュの時で、みゅうとや、るうの、カラス芝居の時に積極的に使っていました
今、プリンセスチュチュを見ると、「ああ、この手法の元ネタはここか!」とわかると思います(w
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